なぜこの本の紹介をするかというと話は簡単。本の表紙で使われているピースメーカーが当社製だからだ。
一般的にピースメーカーというと普通はコルトSAA.45(Colt Single Action Army .45)刻印の銃を指すものだ。だがこの本の時代背景は1880年代というピースメーカー・マニアになら分かる微妙な設定の時期なのだ。いまや一般的なコルトSAA.45刻印も、実際にそれが刻印されるようになったのはピースメーカー製造開始年の1873年からずっと後の1929年からだ。1880年代の当時にはまだコルトSAA.45という刻印は存在していなく、無刻印か、コルトFSS(Colt
Fronteer Six Shooter)の刻印だった。そこで表紙写真に取り上げられたのが当社のピースメーカー・オリジナル・メッキカスタム・ハリウッドタイプの、なおかつコルトFSS刻印を入れたワンオフ・カスタムだった訳だ。興味のある方はこの本を買って、よく目を凝らして銃身の刻印を検分して欲しい。